社長挨拶

新たな時代へ向かって、変化が目まぐるしい現代においても、大村湾の風光明媚な景観はいつも変わることなく私達に癒しを与えてくれます。その美しい海と共に、昭和28年創業以来今日に至るまで、弊社は海上交通及びホテル事業を営んで参りました。これもひとえに多くのお客様のご愛顧とご支援によるものと心より感謝申し上げます。

昨今ではSDGsのスローガンのもと、持続可能社会に向け多くの取り組みがなされる中、弊社と致しましても未来の海上交通とホテル事業の在り方がどのようにアップデートされなければならないのか日々模索しているところです。しかし、いつの時代においても会社の根本的な存在意義が変わることはありません。それは社会の公器として雇用を創出し、その地域社会の発展に貢献することです。その理念は、次世代のバトンを受けた私の心にもしっかりと受け継がれています。

近年では地方の人口減少や原油価格高騰等により航路の確保維持には様々な課題が山積しております。しかしそれらの課題と向き合う中で、海上交通は単なる交通手段としてだけでなく、遊覧クルージング等による観光振興、災害事等における代替輸送手段、陸上交通渋滞の緩和策等の一翼を担うことができ、改めてその重要性を認識することができました。

弊社はこれからも日々の安全運航に磨きをかけ、地域の公共交通を守り、宿泊・飲食・イベント等の様々なニーズに対応できるホテル事業を通して地域社会へ貢献して参ります。

長崎県の玄関口を担う会社としての誇りを持ち、社員一丸となって、ひとつずつ波を越え、地域の皆様と共に成長し続ける会社でありたいと思います。引き続き、ご支援ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

代表取締役
安田舟平